
「魅力を伝えるレイアウト術」の巻
トリキの錬金術を試みようにも、ひとたびトリキに入ると、決して1品では済まないikkoshaのチーフデザイナーほんださすけです。
世に出ている(出そうとしている)サービスや商品には、必ずと言って良いほど特徴(特長)があり、それを効果的に見込み客に伝えるために“視覚化”する。というのが私たちデザイナーのお仕事です。
今回は、僕の大好きなザ・ハイロウズの楽曲『ザ・ハイロウズのテーマ』の歌詞の一部を引用しながら、“クライアントからヒアリングした特徴(特長)を如何にして視覚化するか”をお伝えできれば。と思っています。
特徴(特長)の表現あれこれ
仮にクライアントから、
『私たちのザ・ハイロウズの特徴は、「空を飛ぶ」「肌キレイ」「髪黒い」「ナベ囲む」「火に弱い」。この5つですね。』
とヒアリングしたとします。仮にです、仮に。
それを私たちは下記のように色々な表現で視覚化します。
表現その1

いわゆる【箇条書きスタイル】という状態です。
長々と説明文で文字を連ねるのではなく、文字に強弱を付けつつ箇条書きにすることで、視覚的に特徴(特長)を伝えることができます。
長々と説明文で文字を連ねるのではなく、文字に強弱を付けつつ箇条書きにすることで、視覚的に特徴(特長)を伝えることができます。
表現その2

こちらは〈表現その1〉の発展系みたいな状態です。
「どういう特徴(特長)なのか」よりもまず「5つ特徴(特長)がある」ということ優先的に伝える視覚表現です。
・◯◯のための4つの法則
・△△のための5つの習慣
・□□を叶えるたった3つの方法
このような表現が、ブログタイトルや本屋さんに並ぶ書籍(特に啓蒙系)などでもよく使われていますよね。たしかこの手法に名前があったはずなのですが、忘れちゃいました。。。
「どういう特徴(特長)なのか」よりもまず「5つ特徴(特長)がある」ということ優先的に伝える視覚表現です。
・◯◯のための4つの法則
・△△のための5つの習慣
・□□を叶えるたった3つの方法
このような表現が、ブログタイトルや本屋さんに並ぶ書籍(特に啓蒙系)などでもよく使われていますよね。たしかこの手法に名前があったはずなのですが、忘れちゃいました。。。
表現その3

こちらは応用しまくり系となります。
特徴の「徴」って、パッと見、字面的に見づらくないですか?僕はこの記事を書いている今この瞬間も“黒いグジュグジュした塊”にしか見えません(老眼はじまってる説あり)。
なので、「特徴」という言葉が持つ意味合いをキープしつつ、それでいて見やすい字面のワードを。ということと、ちょうど「特徴(特長)が5つ」ということから、「5つ星」というワードを導き出し、それに沿ったグラフィックを施した。という感じです。
以上3つの表現をご紹介してみました。
どうでしょう?“内容”は同じなのに“見え方”が全然違うと思いませんか?
特徴の「徴」って、パッと見、字面的に見づらくないですか?僕はこの記事を書いている今この瞬間も“黒いグジュグジュした塊”にしか見えません(
なので、「特徴」という言葉が持つ意味合いをキープしつつ、それでいて見やすい字面のワードを。ということと、ちょうど「特徴(特長)が5つ」ということから、「5つ星」というワードを導き出し、それに沿ったグラフィックを施した。という感じです。
以上3つの表現をご紹介してみました。
どうでしょう?“内容”は同じなのに“見え方”が全然違うと思いませんか?
表現の違いによる特性の違い
前述の3つの表現は、特に「これが正解!」っていうものはなく、どの表現も一長一短です。それぞれの表現の特性は、ざっと下図のようになります。

① → ② → ③の順にグラフィカル度が増していきますが、同時にレイアウトスペースが大きくなっていることがお分りいただけるかと思います。
デザイナーは、全体の紙面バランスやデザイントーンなど、その時々の状況に応じて【最適】な表現を使い分け(作り分け?)ています。
以上が“魅力を伝えるレイアウト術”の一部となります。
紙・Web媒体で「情報伝達のための効果的な表現がわからない」とお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
ご相談・お問い合わせはコチラ!
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デザイナーは、全体の紙面バランスやデザイントーンなど、その時々の状況に応じて【最適】な表現を使い分け(作り分け?)ています。
さいごに
以上が“魅力を伝えるレイアウト術”の一部となります。
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この記事を書いた人

- ほんだ さすけPROFILE
- できること:
悪いようにはいたしません。
自己紹介文:
チープデザイナー、四十路まっしぐら一児の父。
2000年9月からikkoshaにジョインし、ワークとライフのバランスがわからないまま、あれよあれよと社歴20年以上。
ロゴ制作が好きです。というよりも、ロゴ制作の過程で『お相手の想いに触れられる』ことが好きです。もちろん、チラシやポスター、パンフレットも好きですが、8P以上のページものになると集中力が持続できないので、すぐ周りの人を巻き込もうとします。
最近では、サイトページのデザインレイアウトもやっていますが、コーディングは社内や社外のコーダーさんに任せています。